PHPの変数/関数/クラスの命名規則、記法の種類である〇〇ケースについて解説します。
変数の命名規則
変数の名前は比較的自由に決めることができますが、だからといって何でも良いというわけではありません。
いくつか守らなければいけない規則があります。
- 「$」から始まる形式であること
- 名前の先頭は、英字もしくはアンダースコア(_)であること
- 名前の2文字目以降は、英字か数字かアンダースコアであること
変数名の大文字と小文字は区別されるので注意です。
例:$hogeと$HOGEは異なる。
識別子
変数や定数、関数などに付けられた名前のことを総称して識別子と言います。
識別子の命名規則は上記の「変数の命名規則」の2,3、大文字と小文字の区別と共通です。
記法一覧
変数名などは決められた記法で統一するようにしましょう。
記法にはいくつが種類があり、それぞれに適した記法があります。
代表的な記法は下記のとおりです。
キャメルケース記法(ローワーキャメルケース)
俗に「キャメルケース」と呼ばれます。
先頭文字は小文字でその後の単語の区切りを大文字で表記します。
例 $userName
変数や関数の名前に使用する記法です。
パスカル記法(アッパーキャメルケース)
「パスカルケース」とも言います。
先頭文字も含めて、すべての単語の区切りを大文字で表記します。
例 $UserName
クラスやインターフェイスの名前に使用する記法です。
アンダースコア記法(スネークケース)
_(アンダースコア)が地を這う蛇のように見えることから、俗に「スネークケース」と呼ばれます。
すべての文字を小文字で、単語の区切りをアンダースコア(_)で表記します。
例 $user_name
キャメルケースと同じく変数や関数の名前に使用する記法です。
まとめ
- キャメルケース
- パスカルケース
- スネークケース
上記の3つは代表的な記法でよく使うので大切なポイントです。
これらの規則を守り、記法を利用して読みやすいコードを書くように心がけましょう。